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第五福竜丸の元乗組員の池田正穂さんの死因は?
本日2月21日に第五福竜丸の元乗組員である池田正穂さんの訃報が報じられました。死因については胃ガンとのことです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
引用元:中国新聞デジタル
1954年、米国がビキニ環礁で行った水爆実験で被ばくした遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」の元乗組員池田正穂(いけだ・まさほ)さんが20日午後4時16分、胃がんのため静岡県藤枝市の病院で死去したことが21日、分かった。87歳。静岡県出身。葬儀・告別式は25日午前11時から焼津市浜当目894の1、三和葬祭紫雲殿で。喪主は次男弘志(ひろし)さん。
第五福竜丸の元乗組員の池田正穂さんの死因はビキニ水爆実験の影響?他の元乗組員はどうなったの?
池田正穂さんの死因は胃ガンであると報じられています。放射線によって発がん死亡率が上がるのは事実ですが、ビキニ水爆実験との因果関係については未だ不明です。
また、当時の第五福竜丸の元乗組員の死因について、気になる情報を発見しました。
引用元:アゴラ 言論プラットホーム
他の22名の船員についても放射線医学総合研究所が長期にわたって追跡調査をしたが、2003年までに死亡した12名の内訳は、肝癌6名、肝硬変2名、肝線維症1名、大腸癌1名、心不全1名、交通事故1名で、ほぼ全員に肝機能障害がみられた。放医研は2005年の年報で、次のように報告している。
『肝機能異常が多くの例に認められ肝炎ウイルスの検査では、陽性率が非常に高い。しかし、腹部造影CT検査などでは肝細胞癌などの悪性腫瘍の所見は認めなかった。被ばく当時、全員が骨髄抑制や凝固異常に対して全血もしくは血漿の輸血を受けており、このことが一因となった可能性がある。』
この記事によると、乗組員の死因の多くは肝機能異常であり、輸血がその原因になった可能性があると記載されています。
第五福竜丸の元乗組員の池田正穂さんが被害にあったビキニ水爆実験って何?
ビキニ水爆実験とは、アメリカが1954年の3月から5月にかけ、ビキニ環礁の周辺で行った水爆の実験のことです。
実験は6回行われ、爆発の威力についてはアメリカが想定していた2倍以上の爆発力であったと言われており、その爆発によって、海底にあるサンゴ の破片が『死の灰』として近海に降り注いだそうです。
本日、訃報が報じられた池田正穂さんは、マグロ漁船である第五福竜丸の機関士として乗船しており、近海で漁をしていた際に被爆したそうです。
実際に実験が行われた瞬間の様子や、死の灰を浴びたときの状況などについて語っている動画を発見しました。
第五福竜丸の元乗組員の池田正穂さんの死因とビキニ水爆実験に関するまとめ
本日2月21日に訃報が報じられた池田正穂さんの死因については胃がんとのことです。
池田正穂さんの死とビキニ水爆実験の関連性については不明ですが、他の元乗組員の死因については、輸血による肝機能の異常が原因と考察されているようです。
心よりご冥福をお祈り致します。
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